あの日の約束を覚えてる? 優しい光に包まれた日々を私はまだ忘れられずにいる。 君と歩いた並木道 思い出が一つ一つ空から溢れてくる 私の隣にいたはずの君はもうどこにもいないんだね あるはずのない君の手を手繰り寄せた。 私の心は君が眠りについたあの日から少しずつ壊れていたんだね 雨の雫みたいに心は脆く剥がれ落ちる 水面にあの日の残骸が優しく手招く。 真っ白な貴方の肌は雪のように冷たく、こぼれ落ちた涙の温度でさえ 溶かす事はできないと、君の頬を伝う私の涙を拭った。 あなたの笑顔 あなたの匂い あなたの体温 あなたの鼓動 全部覚えてる 叶わなかった思い出を胸に 私は今も深淵の底であの日の貴方と共に眠る。 「もう少しで貴方のそばにいくからね・・・」