二人手をつないで歩いた海の公園

砂に書いた二人の名前がさざ波に消えて

あの橋から二人で眺めていた シーパラのフリーホール

季節も町の色も変わってでも僕だけがまだここにいて

工場からの煙が君をどこかへ連れ去っていく

あの頃、想い描いた僕にはなれなかったけど

優しく包み込む潮風が背中押してます

これからもどうしようもない現実に

苦しみながら生きてくのです

夕焼けに染まっていくこの町に

僕の全てが存在していて

シーサイドラインが線路を飛び越えて

空の果てまで飛び立っていく

君の見てる空の色は僕の空の色とは違って

工場からの煙が僕の視界を遮るのです

あの頃、想い描いた僕にはなれなかったけど

優しく包み込む潮風が背中押してます

現実の荒波に死にそうになりながらも生きてくのです

二人で眺めた景色

二人で描いた未来

その全てが二人のいた証

駅前でさようならと言った君の後ろ姿を思い出すよ

でも僕は前を向いて歩き出すそう決めた

あの頃、想い描いた二人にはなれなかったけど

これからの人生も生きてくのです

これからもどうしようもない現実に

苦しみながら生きてくのです

これからもどうしようもない現実を

楽しみながら生きてくのです